油画第3研究室・修士1年生企画個展 「あのね、ひとつきのこと」
2018年11月1日(木)- 12月 2日(日)
休廊日 水曜・日曜・11月23日
各個展レセプションパーティー 木曜 18- 19時
会場:O JUNのお 部屋(東京藝術大学取手校地 専門教育棟1階113 )
東京藝術大学取手キャンパス
〒302-0001 茨城県取手市小文間5000番
あのね、
と誰かに語りかける
そんなひとつきにしよう
本展は東京藝術大学・油画第3研究室の修士1年生4人による展示です。
一人一週間の個展、そして最後に4人のグループ展を行います。
それぞれが向きあった自分の中から生まれた作品、また4人が向きあった展示でもあります。今度はそれをあなたと向きあいたい。このひとつきにおこる出来事を期待して
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生まれも育ちも歳も性も違う4人が、ひと月にわたり僕の研究室で順繰りに個展を開くことになった。4人は研究室が一緒で修士1年に在籍していること、絵を描いていること、その絵を同じ場所で展覧することを共にしている。あと、とても不利なことも共有している。僕の研究室は取手校地にあるので、誰がここまでわざわざ時間とお金をつかって観に来るのか、ということ。しかも個展なので全部観るためには4回来なければならない。彼らはそのためにいろいろアイデアを考え、策を練っているようだが、実は試練はそんなことではない。
学生による学内での展覧会とはいえ、彼らは、自分の作品を先ず自らに、さらに、人に世に問うこの機であることを覚悟してほしい。それが彼らのほんとうの試練であり、腕の見せどころだ。展覧会に来た人が彼らの内の誰かの絵を観て“もう、この絵を見れて充分。あとはいい”“でしょ、わたしが描きました”でよいと思う。僕は、彼らの実況を見たい。その前に念を押そう。
井上拓哉君、小澤幸歩君、朱逸舟君、山口由葉君、あのね、たのむよ。
O JUN