高倉吉規(油画非常勤講師)ゼミ 終了しました

講義・実習

アーカス02.jpg

タイトル:アーティストと社会の依存関係 – アーティスト・イン・レジデンスから考える-
講師 :朝重 龍太(アーカスプロジェクトチーフコーディネーター) 
ゲスト:眞島 竜男(現代美術作家)
場所:東京藝術大学取手校地メディア棟第2講義室 
日時:7/11(金)15:00~
対象:油画・全科
トーク概要:
アーティスト・イン・レジデンスとはアーティストと社会とが、お互いに依存しつつ、日々の実践を継続するための仕組みです。
アーティスト・イン・レジデンスの仕組みについて紹介することから派生して、アートプロジェクト、展覧会、ギャラリーとの関係、など、様々な具体例をあげながら社会のなかでアーティストとしてどうやって社会と関わるか、仕事すること、生活すること、どうにかして活動を継続していく方法論について、また社会とアーティストはどのように依存しあえるのかについて、現代美術作家であり、実際のアートの現場にて幅広く活動を展開している眞島竜男さんをゲストに迎えて話します。

アーカスプロジェクト:
茨城県守谷市で1994年に始まり、今年で20周年をむかえるアートプロジェクト。
現代美術分野では日本で一番長く続いているアーティスト・イン・レジデンスプログラムでは、今まで多数
若手アーティストの支援し、国際的に活躍する作家を輩出している。
朝重龍太:
1979年生まれ。長崎県出身。武蔵野美術大学造形学部映像学科卒。2005年から2011年まで(有)TOSHIO SHIMIZU ART OFFICEに勤務。2012年よりアーカスプロジェクトコーディネーター。2013年度より同チーフコーディネーターとしてプログラムの運営に関わる。
眞島 竜男 Tatsuo MAJIMA:
現代美術作家。1970年東京都生まれ。93年ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ美術科卒業。97-2000年スタジオ食堂参加。アーカスプロジェクトによるレジデンス(2000)に参加。ミロのヴィーナス像を「天ぷら」にした作品「衣付きソーセージ(垂涎のための引き揚げ)」や、女装写真の連作「美人丸」、戦前の洋画家たちが語り続けるビデオ作品「日本近代美術/美しき国土」など、独特のナンセンスと、計算されたロジックで創作活動を続ける。主な個展に、「クリテリオム12」水戸芸術館(1997)。「無題(栄光の彼方に)/ Untitled (All the right moves)」TARO NASU(2012年)主なグループ展に、「第6回シャルジャー・インターナショナル・ビエンナーレ」アラブ首長国連邦(2003)「六本木クロッシング2007: 未来への脈動」森美術館(2007)など。