油画科集中講義 「卒業後10年と移動生活、絵画から写真に、生活と制作、……」  終了しました

講義・実習

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H23年度 油画集中講義 棚田 康司 氏
日時: 2011 年11 月25 日( 金) 10:00~12:00
場所: 上野校地美術学部絵画棟5階演習室
講師: 下道基行(シタミチモトユキ) 氏
対象:油画全学年 ※油画3 年生、油画技法材料研究室修士1年生は必修
ムサビ時代に絵画を専攻していた下道基行は、卒業後写真を使うようになり、最近では様々な方法で作品を作り続
けている。日々の生活や移動や旅の中で、出会ったもの/ことにフォーカスし、リサーチやフィールドワークを通
じて知っていく過程も含めてビジュアル化している。今回は、出版や展示、都市型のアートプロジェクトへの参加
や海外レジデンスでの生活など、制作活動する中で感じた事を中心に、制作の話そして生活の話をしていただきま
す。

※講義後、興味のある生徒は、個人の制作や生活などでの質問の時間も設けていますので、作品や質問を用意して参加ください。
1978 年岡山県生まれ。2001 年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。
2005 年、日本全国に残る 軍事遺構 を探し撮影した『戦争のかたち』を出版。2004 年、日本全国で放置され
ている軍事遺構を一時期だけスクウォット/再利用/イベントを起こしながらそれを記録していくプロ ジェ
クト「Re-Fort PROJECT」(東京/山口/千葉、2004-2010)。その他に祖父の描いた絵を探す『日曜画家
/Sunday Painter』。主な個展に『Dusk/Dawn』Nap gallery(東京、2011)、『日曜画家/Sunday Painter』水戸
芸術館クリテリオム 79(茨城、2010)など。主なグループ展に『VOCA 展2008』(上野の森美術館)、『絶滅
危惧・風景』Beaker project(大阪近代美術館準備室/大阪、2011)、『共鳴する美術』倉敷市立美術館(岡山、
2010)など。写真の制作中心にしながら、旅やフィールドワークをベースに作品を作り続けている。   
http://m-shitamichi.com/
担当教員:三浦 高宏