異界の風景-東京藝大油画科の現在と美術資料-  終了しました

展覧会・活動

ikai.jpg異界の風景-東京藝大油画科の現在と美術資料-

会期:2009年10月2日(金)-11月23日(月・祝)
月曜日休館〔ただし10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、10月13日(火)は休館〕
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:東京藝術大学大学美術館
 東京藝術大学絵画科油画の企画する「異界の風景」展は、油画現職教員14名の作品約70点と東京藝術大学大学美術館収蔵の作品約100点によって構成される展覧会です。
「異界」を創造行為が発生する場をさす概念と定義し、表現が生まれる媒介となる「風景」を提起する試みです。東京藝術大学大学美術館の収蔵作品に対して、油画現教員作家が油画において推し進める創作、研究、教育からの新たな視点によるアプローチを提示し、相互作用に基づく制作・展示を行います。
江戸後期から明治期にかけて、独自の好奇心と大胆な解釈とともに進められた遠近法の導入や、西洋画技法の解読によって描かれた実験的な風景画を現在の視点で読み替えることを試みます。
また明治期から現代に至る絵画作品を西洋の技法、思想を消化しながらも、いかに眼前の風景-日本の風土-と対峙し、模索して「風景」を組み立てていったのかという表現の方法論を検証します。
この「異界の風景」展が未だ描かれていない21世紀の風景に出会う契機となることを願うものです。
観覧料: 一般 1000 (800)円 学生 600 (500)円(中学生以下は無料)
*( )は20名以上の団体料金(団体観覧者20名につき1名の引率者は無料)
*障害者手帳をお持ちの方とその介護者各1名は無料
主催:東京藝術大学
企画:東京藝術大学絵画科油画・「異界の風景」展実行委員会
助成:財団法人野村国際文化財団
藝大フレンズ賛助金助成事業
出品者:
東京藝術大学絵画科油画現職教員14名
絹谷幸二 小山穂太郎 坂口寛敏 齋藤芽生 保科豊巳 坂田哲也 O JUN  東谷武美 三井田盛一郎 中村政人 工藤晴也 佐藤一郎 大西博 池田嘉人
東京藝術大学大学美術館収蔵作品約100点

油画科教員による作品解説:
  <11:00~12:30 予約不要 11:00エントランスホール集合>
  <参加無料 ただし入館料は必要です>
  <解説予定 ※変更することがあります>
10月7日(水) 池田嘉人、保科豊巳
10月14日(水) 齋藤芽生、佐藤一郎、小山穂太郎
10月21日(水) 三井田盛一郎、工藤晴也、東谷武美、大西 博
10月28日(水) 齋藤芽生、三井田盛一郎、O JUN、絹谷幸二
11月4日(水) 佐藤一郎、工藤晴也、坂口寛敏、保科豊巳
11月11日(水) O JUN、東谷武美、大西 博、小山穂太郎
11月18日(水) 坂口寛敏、池田嘉人、中村政人、三井田盛一郎
関連企画:
シンポジウム「異界の風景」
日時:2009年10月27日(火)17:00-18:30
会場:東京藝術大学美術学部中央棟第1講義室
パネラー:塚原史(早稲田大学法学学術院教授)/鷹見明彦(美術評論家)/東京藝術大学絵画科油画科教員14名
入場料:無料
関連情報:
藝大アートプラザ展示企画 異界の風景ドローイング展
「異界の風景」展出品作家による小品、ドローイング展。「異界の風景」展がより理解できるような関連作品による展示です。発想から作品に至る表現の過程を提示するとともに、展示即売もおこないます。
出品者(予定)
絹谷幸二 小山穂太郎 坂口寛敏 齋藤芽生 保科豊巳 坂田哲也 O JUN 東谷武美 三井田盛一郎 中村政人 工藤晴也 佐藤一郎 大西博 池田嘉人
期間:2009年9月29日(火)-11月1日(日)
会場:藝大アートプラザ
現代芸術国際ワークショップ
◆アジアにおける次世代の芸術表現研究会およびシンポジウム 〔終了しました〕
日時:2009年10月15日(木) 13:00-16:00
場所:絵画系/ 陳列館2階 現代芸術系/ 中央棟第1講義室
定員:なし
料金:無料
◆ 現代芸術DRAWING展 ―景― 
期間:2009年10月14日(水)-10月24日(土)
東京藝術大学絵画科油画がアジア芸術宣言の主旨に伴って提携校である中央美術学院、清華大学、中国美術学院と行う共同プログラムです。各校の教員による《 研究会およびシンポジウム》と、会期中に実施する各校の教員作品および学生代表による《現代芸術DRAWING展-景-》で構成された総合的な現代芸術国際ワークショップとなります。
会場:東京藝術大学大学美術館陳列館