【東京藝術大学特別展示】はじまりは久米桂一郎から ─メディカル アート& イラストレーションの歴史と現在終了しました

展覧会・活動

東京藝術大学特別展示

はじまりは久米桂一郎から ─メディカル アート& イラストレーションの歴史と現在


日時: 2015年11月21日(土)より12月2日(水)午前10時から午後5時

    入場無料

場所: 東京藝術大学美術学部絵画棟1F 大石膏室・アートスペース

事務局:東京藝術大学「メディカル アート& イラストレーション展」実行委員会

    東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 内


 東京美術学校西洋画科(現・東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻)の教授で、美術解剖学の講義も担当した久米桂一郎は、黒田清輝と並んで日本の近代洋画の巨匠である。同時に、森鴎外と共著で美術解剖学の著作も残し、東京美術学校で美術解剖学の講義を長年担当した(在職期間189 6 年から1932 年)。

 本展示では、近代日本の美術を牽引した久米桂一郎の業績に焦点をあて、当時の授業で使われた美術解剖学の掛図を多数展示することをはじめ、現在の絵画科油画の教員・卒業生学生等の作品や、現代日本のメディカル アート&イラストレーションの作品を展示し、科学と芸術をつなぐ歴史と現在を展望する。

 東京藝術大学の美術解剖学研究室には、久米の手になる掛図や解剖図などが多数残されており、その作品の大部分は未公開のものである。久米桂一郎が、絵画において科学的視点に立ったこと、そして解剖学において生命の源の観察を行ったことは、まさに美術と医学は同源であることを示す。



ワークショップ・セミナー 受講のご案内

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上記の特別展示会期中、隣接するアートスペースでは、メディカルイラスレーションの現状と将来を紹介するセミナーとワークショップが開かれます。

テーマごとに斯界の第一人者による講演が行われ、メディカルイラストレーションの基本となる作画法の講義や、CTなどの臨床画像を基に体内の構造を3次元的に描出する最新技術の紹介、さらには受講者自身に最新ソフトを使ってメディカルイラストレーション作りを体験していただくなど、さまざまな試みを用意しています。

これからの日本社会の様々なシーンで必要とされるメディカルイラストレーション技術。その制作や応用に興味のある方のセミナーへのご参加を、心よりお待ちいたしております。

*詳細は右の画像をクリックし、ご確認ください。


なお会場スペースの関係で、満員となった場合は入場制限させていただくこともありますのでご了承ください。



東京藝術大学『メディカル アート&イラストレーション展』実行委員会