油画専攻3年宮本ゼミ展覧会「YADORU / 宿る」開催のお知らせ
YADORU / 宿る
本展は、東京藝術大学油画専攻の3年生26名が、文京区本郷にある築126年の大型旅館「鳳明館(ほうめいかん)」に、〈宿る〉をテーマに構想・制作したアート作品を展示する、学外演習の成果発表です。
明治後期に東京大学ちかくの下宿屋としてはじまり、のちに団体旅行用の旅館として修学旅行生を受け入れた「鳳明館」の館名は、全国各地からやってくる若者たちの将来の飛躍を願って付けられたといいます。
明治・大正・昭和・平成・令和の5つの時代と、関東大震災と東京大空襲という2つの災禍、そして今日の再開発の波にも耐えて残ったこの国の登録有形文化財には、日本近代から今日まで変容し続ける首都の歴史が、ここで過ごした若者たちの青春の記憶とともに刻まれています。
〈宿る〉とは、宿を借りる、逗留する意味のほか、「魂が宿る/命が宿る/心が宿る」など、物や空間、あるいは身体に目に見えない何かが寄り付くさまを表す言葉です。26名の藝大生たちは、鳳明館に宿る東京100年の歴史をどのように受け止め、作品化したのでしょうか?
鳳明館の〈これまで〉と〈これから〉をめぐる画学生たちのアンソロジーを、都内では希少となった木造旅館内の風情とともにお楽しみください。
[出展学生]
東京藝術大学油画専攻3年宮本ゼミ受講生(石橋征央、一倉彩奈、岡田竜之助、江崎奨、ちちんぷいぷい、鈴宮リョウ、木村碧志、木村想、クーリー・アリス・マヤ、郡司英、香嶋美緒、小前光、坂下剣盟、作田日々果、重村侑奈、白坂茉桜、高橋巧、辻凪彩、戸奈さくら、中村光佑、響健太、びゅん、宮澤択緒、村松辰之介、山森麻衣子、鷲野紗綺|26名)
[会期・会場]
2024年7月19日[金] → 21日[日]
鳳明館本館(〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目10-5)
*鳳明館までのアクセス詳細 → https://www.homeikan.com/access
[来場案内]
本展は登録有形文化財を会場とするため、一度の入場人数を30名まで、時間制限を約1時間に設定させていただきます。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。見学をご希望の方は下記URLの受付フォームにお進みいただき、希望枠を事前にご予約のうえ来場ください。
・7/19[金]=A枠 11:00〜|B枠 13:00〜|C枠 14:00〜|D枠 15:00〜16:00
・7/20[土]=A枠 11:00〜|B枠 13:00〜|C枠 (関係者のみ)|D枠 15:00〜16:00
・7/21[日]=A枠 11:00〜|B枠 13:00〜|C枠 (関係者のみ)|D枠 15:00〜16:00
*予約受付フォーム → https://peatix.com/group/16317346
全てのチケットのお申し込みは7/19[金]19:
*入場は無料です。
*各日とも定員になり次第お申し込みを締め切ります。
*来館時には靴下の着用をお願いいたします。
*会場に駐車場・駐輪場はございません。近隣のコインパーキング等をご利用ください。
企画・制作:東京芸術大学美術学部油画専攻教員室(宮本武典、大町有香、梶雄介、八木恵梨)
サポート:森藤文華(2.5 architects)、梅木駿佑(UMEKI DESIGN STUDIO)
ゲストレビュアー:山縣良和(ファッションデザイナー/writtenafterwards)、栗生はるか(一般社団法人せんとうとまち代表理事)
協賛:株式会社松下産業、株式会社鳳明館、文京建築会ユース