油画第2・第5研究室 群馬県桐生市でのアートリサーチ展「REAL TIME IN KIRYU 2025」開催のお知らせ

東京藝術大学油画第2・第5研究室による桐生アートリサーチ報告展 REAL TIME IN KIRYU (リアルタイム・イン桐生)2025
会期:2025年9月13日[土]→ 9月28日[日] 10:00〜18:00
会場:桐生市有隣館(群馬県桐生市本町2丁目6-32)
※会期中の休館=9/16[火]、9/17[水]、9/22[月]、9/24[水]
出展:西村雄輔、小瀬村真美、田沢陽菜、原田茉琳、山中優太、網野凪沙、津田弘人、戸塚美月、間所美月、作田日々果、上條晴翔、井出桃美、田代舞、中坪小鈴、弓月/Yuzuki、近藤春奈、田勢梨佳、藤田理菜、梅澤杏奈、桐生大学短期大学部アート・デザイン学科、宮本武典(キュレーション)
東京藝大油画専攻第2・第5研究室では、2023年から群馬県桐生市の重要伝統的建造物群保存地区でフィールドサーベイを実施しています。これは同地区の自然・産業・社会・儀礼・景観等について、学生たちが目で見、耳で聞き、体感したありのままの姿を、写生だけでなく映像や身体表現など様々な観察手法を開発しながら作品化していく滞在制作プログラムです。本展は桐生市指定重要文化財の倉庫群〈有鄰館〉全館を会場に、2025年度のサーベイ(調査)に参加した東京藝大の教員・学生19名と、桐生大学アート・デザイン学科による活動報告展です。若き美術家たちが観察し、表現した「いくつもの桐生」をご覧ください。


[関連プログラム]

スペシャルトーク「織物の産地・桐生でこれからのファッションとアートの教育を考える」
登壇:山縣良和(coconogacco)、宮浦晋哉 (産地の学校) 、宮本武典(東京藝術大学)
日時:9/23[火祝]15:00〜17:00(14:45開場)
会場:有鄰館ゲストルーム 参加無料/予約不要
内容:国内の急速な人口減少に伴いインバウンドを中心とした観光産業に大きくシフトしている日本社会。空前の訪日観光客の増加は日本独自のライフスタイルへの関心を高めており、その社会的影響力は国際政治とは別のレベルで文化におけるパワーバランスを変えつつあります。なかでも日本の伝統的な景観や手仕事を反映したファションやアートは注目の対象です。文化的価値と消費の構造が変わっていくなか、これからの日本と世界のマーケットは、どのようなクリエイター像を求めていくでしょうか? スペシャルトーク「織物の産地・桐生でこれからのファッションとアートの教育を考える」では、ファッションデザイナーとアーティストを育成する国内最前線の現場から、1000年以上の歴史を持つ織物の一大産地・桐生のポテンシャルを議論していきます。
山縣良和(やまがた・よしかず)……writtenafterwardsデザイナー。ここのがっこう代表。1980年鳥取生まれ。2005年セントラル・セント・マーチンズ美術大学デザイン学科ウィメンズウェアコースを卒業。2007年4月自身のレーベル「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を設立。2015年日本人として初めて LVMH Prizeノミネート。 デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「coconogacco」を主宰。
宮浦晋哉(みやうら・しんや)……キュレーター。株式会社糸編代表取締役。1987年千葉県生まれ。大学卒業後にキュレーターとして全国の繊維産地を回り始める。2013年東京・月島でコミュニティスペース「セコリ荘」を開設。2016年名古屋芸術大学特別客員教授。創業から年間200以上の工場を訪れながら、学校や媒体や空間を通じて繊維産地の魅力の発信し、繋げている。2017年に株式会社糸編を設立。
宮本武典(みやもと・たけのり)……アーツ前橋チーフキュレーター。東京藝術大学准教授。1974年奈良生まれ。武蔵野美術大学パリ賞受賞により渡仏後、原美術館学芸部を経て2019年3月まで東北芸術工科大学教授・主任学芸員として東北各地でアートプロジェクトや東日本大震災の復興支援事業を牽引する。2014年に「山形ビエンナーレ」を創設しプログラムディレクションを3期にわたって手がけた。2022年4月より現職。桐生在住。
トークセッション「桐生アートリサーチ活動報告会」

日時:9/13[土]15:30〜17:30(15:00開場)参加無料/予約不要
報告:東京藝術大学教員(西村雄輔、小瀬村真美、宮本武典)、桐生大学短期大学部教員(佐野広章、及川澄人)他
会場:有鄰館ゲストルーム
内容:本展の参加学生は2 つの大学から総勢34名。現地指導にあたった教授陣が、桐生のまちなかでの活動を振り返り、その教育的効果と今後の展望について語り合います。
ギャラリートーク「出展学生による自作解説リレー」

実施日:会期中の土日・祝日13:30〜15:30 参加無料/予約不要
実施日:9/13[土]、9/14[日]、9/15[月祝]、9/20[土]、9/21[日]、9/27[土]、9/28[日]
集合場所:有鄰館「塩蔵」前
内容:有鄰館に展示する全21作品を、制作した芸大生の解説を聴きながらめぐるツアー。若者たちがそれぞれに異なる視点で捉え、作品化した「いくつもの桐生」。作品の背景にある取材と制作過程についてお話しします。
[会場アクセス]
有鄰館(〒376-0031 群馬県桐生市本町2丁目6-32)
WEB = https://www.city.kiryu.lg.jp/shisetsu/bunka/yuurinkan/1002114.html
*東武桐生線「新桐生駅」またはJR両毛線「桐生駅」からバスで「有鄰館前」下車、徒歩1分。
*お車をご利用の方は有鄰館駐車場か周辺のコインパーキングをご利用ください。
*有鄰館の第1駐車場は小型車・普通車が20台(イベント開催中は使用できない事が有ります)
*第2駐車場は小型車・普通車が30台駐車できます。
*有鄰館北側の第2駐車場入口は一方通行道路側のみですのでご注意ください。
[実施体制]
主催:桐生AIR実行委員会準備室
共催:桐生市
企画運営:東京藝術大学油画専攻第2・第5・宮本研究室、UNIT KIRYU
企画連携:coconogacco、桐生大学短期大学部アート・デザイン学科、産地の学校
アートディレクション&デザイン:宮本武典、梅木駿佑(UMEKI DESIGN STUDIO)
協力:PLUS⁺アンカー、宮島工務店、PENSEE GALLERY、Dive INN KIRYU
補助:「群馬パーセントフォーアート」群馬県アート支援団体補助金
協賛:(株)アンカー、はなはる、(株)吉田組、eN税理士法人、(株)森エンジニアリング、桐生瓦斯(株)、DIVE INN KIRYU、税理士法人 酒井会計、星野管工(株)、(株)IWG PROMOTION、桐生信用金庫、川村(株)、(有)宮島工務店、伊東屋珈琲合同会社、株)エヌシー
[お問合せ]
UNIT KIRYU株式会社 narusa@kawamura-kiryu.com
※本研究は桐生市からの補助金(アートフェスティバル準備経費補助金)と、群馬パーセントフォーアート推進条例に基づく事業補助、そして市内企業各社からの活動支援金によって実施・運営されています。