集中講義 「バーミヤーン石窟壁画の絵画技術」

講義・実習

H22技材 谷口陽子集中講義.jpg

講師:谷口陽子(筑波大学 人文社会科学研究科)
日時:2010年7月2日(金)10:00〜
場所:絵画棟1階 油画技法材料ゼミナール室

油画技法材料研究室

バーミヤーン仏教壁画の材質研究を通じ、中央アジアのグプタ朝後期の影響が見られる壁画
には、油彩技法が用いられている事例が確認されている。油彩技法には、重層構造やさまざ
まな金属箔、鉛白の使用などさまざまな要素が関連している。本講義では、シルクロードに
おける東西交渉の視点のみならず、ヒンドウークシュ南麓インドとの関係性から、この技法
についての検討をしてみたい。